セッションの中で時々使う、インナー・セルフ・ダイアログ®についてお話しします。

※インナー・セルフ・ダイアログ®は登録商標です。

あなたは、頭の中でグルグル回ってしんどいといったことはありませんか。

グルグルまで自覚はなくても、頭の中でなんらかの声を聞いていることはよくあるでしょう。その声のために、やりたいことがうまくできなかったり、やりたくないことをついやってしまったりということはないでしょうか。また、その声を聞いていてしんどくなったり、疲れてしまったりすることもあるかもしれません。

脳の中の活動にデフォルト・モード・ネットワーク(DMN)というものが知られています。頭の中で思考が勝手に回っている状態です。この活動が活性化し過ぎると、脳のエネルギーの60〜80%ものエネルギーを食い潰してしまうことがわかっています。これが頭の中でグルグルしているだけで疲れ果ててしまう原因になっているわけです。

インナー・セルフ・ダイアログ®は、そのような頭の中でしている声の主を出してきてもらって、あなたとその相手との対話をナビゲートしながら進めていくことを基本としたものです。

あなたとあなたの中にいる人との対話。ちょっと不思議な感じがするかもしれませんね。

自然に会話していくだけなので、やっている時には特に違和感なく進められます。

そして、あなたとあなたの中の人との対話で、これまであなた自身とその人との思いに食い違いがあったところが解消されると、あなた自身のこころの中にあった問題も解消されます。

自己嫌悪がなくなったり、こころが自由になったり、やりたかったことができるようになったり。さまざまな効果が出ています。

これを受けていただいた方は、簡単な会話の中で、自分自身のこころの状態が変わるという体験をされるので、みなさん驚かれます。

こころが軽く、自由になり、穏やかで生き生きとした表情に変わっていかれます。

インナー・セルフ・ダイアログ®で得られる効果を見ていると、自然な会話の中で、潜在意識にあるものに気づいたり、書き換えることができていると考えられます。

インナー・セルフ・ダイアログ®は、まだまだ発展途上にあり、いろいろな発見があります。最近わかってきたことの一つに、興味深いものがあります。こころの中の人と対話するのですが、その話がまるでベテランの心理カウンセラーが話すような内容になっていることがあるのです。潜在意識のレベルでは、誰もがこころのエキスパートと言うことなのかもしれませんね。

こちらでは、実際の例を読んでいただけます。

2023年3月25日作成
2024年2月1日改訂第5版


注:インナー・セルフと言う言葉は、スピリチュアルな意味などで使われているケースもあるようです。ここでは、自分のこころの中にある人格(と言えそうなもの)を指しています。