自己嫌悪は長〜いお友達、という方も多いのではないかと思います。なんとかしたいとネットで検索してみてもそんな簡単には変われないという経験をされていることもあるのではないでしょうか。
ここでは、こころナビゲーター®のサービスの1回のセッション(※)で、自己嫌悪から抜け出してすごく楽になったという例をご紹介します。
セッションのレコーディングとHPでのご紹介をご了承くださった香織さん(仮名)の実際のセッションの様子です。個人を推定できるようなところは設定を変えてあります。
※セッション:コーチング、心理カウンセリングなどで使われる言葉です。一定の時間で区切られた枠のことです。1回の対話のようなイメージをしていただくとよいと思います。
テーマは自己嫌悪?
香織 さん (仮名) | なんかこう頭の中に色々あるんですけど、なかなか取り組むまでに行かず。 新年度が始まるじゃないですか。で、こんなふうに過ごしていきたいな、みたいなのはあるのに。なんかグータラしてる自分がいて。 ここ2週間ぐらいかな。 それがすごい。なんか、自分の中でなんかちょっと我慢ならんと言うか、いや、こんなんじゃ嫌だって。 なんかすごいモヤモヤしてて。 何か1歩出せないでいる自分をどうにかしたいなって最近思ってるんです。 |
山根 | いいテーマですね。 |
香織 | いいテーマですか。 思い描くこう自分っていうのがあるんだろうけど。 例えば、その朝とかも今6時、5時半過ぎぐらいには起きて、犬の散歩に行ってるんですよね。 それの前に、朝仕事というか、食事の準備と洗濯とかを済ませたいと思ってるんだけど。それがまずできなくって。まずスタートからくじけてるんですよね。 それで自己嫌悪に陥ったりとか。 あと、なんかこう、考えたり、思いついたことを。思いついたことってすぐ忘れちゃうんですよね。なんか思いついたような気がするけどなっていうのを後に思い出して、また自己嫌悪。 なんか嫌なんですよ。せっかく春なのにと。 |
山根 | せっかく春なのに。 |
香織 | そう、桜が咲いてるのにと思って。なんか気持ちがそのなんか楽しくワクワクしてたいなって思ってるのに、なんか。なんでだろう、っていう感じなんですよね。 |
山根 | なんでだろう、うん。 |
香織 | で、なんかこう人に言うと、必ず、必ず言われるのが、更年期なんです。 で、ま、年齢的にそうかなと思うけど、なんかそれで片付けてしまいたくない自分がいるから。 だから、そうじゃないんだよって、思いたくて頑張りたいというか、そのなんか1つでも継続して取り組めたらいいなと思ってるんですけど。 なんか自分の中になんか、、、すごく、こう、、、どこを変えていいのかがわからない。 やってみればいいのかもしれない。けど、やれない。 |
山根 | う、うん。 |
香織 | で、うまくやれなかった自分に自己嫌悪。もう、それがなんかすごく嫌なんですよね。 |
山根 | これ、自己兼悪っていうのがキーワードなのかもしれないですね。 |
香織 | 落ち込む。なんか、 あー、また今日も何もせず終わったなって思っちゃうっていうか。 |
山根 | どうしましょうかね。 |
香織 | 基本的に、多分、グータラしたい人なんだと思うんですよね。なんにも考えずにゴロゴロしてたいというか。 でも、それをしたくないんですよね。そうしてしまうと、なんかまた夜寝る時に、あ、今日も何も進まなかったって思うから。それはしたくない。 あとね、携帯をやっぱ見てしまうんですね。それみんなどうしてんだろう。 |
山根 | うん。 |
香織 | それめっちゃ時間経つんですよね。気づいたら。うん、うん。なんか思考が止まってるように思うんですよね。携帯って。それ断ち切りたいんですよね。 |
モヤモヤはあなたが変わるチャンスかもしれません
山根 | 何種類か考えられるんですけど、どのコースで行こうかなって感じですね。 |
香織 | 何コースもあるのね、嬉しい。コースがあるんだ。 なんか、さっきいいテーマっておっしゃってくださったじゃないですか。ていうことは。それがいいテーマだっていうことは、取り組んだら、変わる余地あるってことですよね。 |
山根 | まあその変わるってのがどう変わるかはわかんないんですけどね。 |
香織 | そうそう。そうなんですよ。これでも私、本当に、今月中にはなんとかしたいんですよ。このモヤモヤを。 |
山根 | モヤモヤはあなたが変わるチャンスかもしれません。 |
香織 | おぉ、お! |
山根 | ていうのは、僕のホームページのタイトルです。 |
香織 | おぉ、そう書いてあった。おぉ。そうか。 しかもあと2週間ぐらいで変わりたい。 変わりたいっていうか、なんかこう晴れ晴れ晴れというか。 その、こっから急にぱって変わるっていうよりかは。多分、あ、なんか楽になったっていうか。こう、やるべきことがその日その日で見えていて。寝る時に、よし、また明日って。今日やるべきこと終われたよっていう気持ちで眠りたいんですよね。 |
山根 | あのー、1つ潰しといた方がいいだろうなっていうのは、自己嫌悪っていうやつですよね。 |
香織 | あー、そうね。ま、その誰かに迷惑かけてるかっていったら、きっとそんなことないんですよね。 だから、多分自分。本当自分だけの問題なんだろうなって思うんですよね。 |
山根 | まあまあ、それなんだったらもう簡単ですよね、自己嫌悪やーめよっていう感じですよね。 |
香織 | あ、自己嫌悪をやーめよ。思わなくていいんだっていうこと? |
山根 | 思わなくていいんだ。ま、あの、思わなくていいんだと思うんですけど。じゃあ、思わないといけないと思ってるのはなぜっていうところがありますね。 |
香織 | なんか、こう、お母さんなのにとか。 なんか、こう、もう40後半なのにとか。 奥さんになって何年よっていうこととか。 なんかこう。あと、その社会的にも、○○っていう役割だったりとか。そんななのに、納得いく日々送れていない。 |
山根 | まあ、なんか全般的な自己兼悪って感じですよね。香織さんって、なんで自己嫌悪をしないといけないんですか。 |
香織 | 自己嫌悪しないといけない?あー、、、反省してるんですかね。 |
山根 | 反省っていう言葉は、まあ、普通にみんな使いますけどね。 |
香織 | できなかったことを、振り返って、次できるようになりたいと思ってる。ていうか、イメージとしては、できなかった、、、 |
イヤミちゃん登場
山根 | じゃあ、ちょっとスピードアップしてみましょうか。 直近でなんかすごい自己嫌悪をしちゃったなっていうことありました? |
香織 | 直近だと、例えば昨日。昨日とか。 昨日は夜。えっとー、娘と2人だったので、食事を取ってからの時間が結構ゆっくりあったんですよね。 えっと、その時間に、例えば片付けとか全部先にしてしまえば。あと、本当寝るだけにしてしまえば、もう時間来たから寝ようねって言えたのに。 結局携帯見てしまって、キッチンの片付けを置いたまんま、携帯を見てしまって。気づいたら時間がたってて。早く、もう寝る時間じゃんみたいな。そんなのが。 |
山根 | で、その時に、香織さんのこころの中で何が起こってました? |
香織 | 先にしとけばよかったやんって。なんで余裕なくなってしまうの、みたいな。 |
山根 | なんで余裕なくなってしまうの。 |
香織 | なんで先にしとかないの。またしなかったね。今朝もそう思ったような気がします、今朝も。 |
山根 | いい感じですね。 そのまたしなかったねっていう人が、今、香織さん中にいるじゃないですか。その人をちょっと、出してこれます? |
香織 | うん。 |
山根 | 目の前に出してくると、どんな感じでしょうね。 |
香織 | あー、もう、眼、こう三角になってますね。 |
山根 | 眼、三角になってる? |
香織 | またしなかったねって。なんかもう本当、嫌味。私がどんな表情してるかとかも気にせずに。 またしなかったねって言ってますね。それいつもじゃんみたいな。 |
山根 | それ見てどんな感じがします。 |
香織 | もう、なんか、目をそらしてる。私。 |
山根 | 目をそらしてるわけですね。 |
香織 | うん、うん。 |
山根 | その人になんかこう呼び方つけるとしたら、なんて呼ぶとわかりやすいですか。 |
香織 | あ、とりあえずあだ名をつけたら。イヤミちゃん。 |
強烈なキャラ、イヤミちゃん
山根 | イヤミちゃん。じゃあイヤミちゃんが前にいると、もう目を背けたくなるわけですよね。 |
香織 | いや、もう完全にまっすぐ見れないですね。 |
山根 | じゃ完全にまっすぐ見れない状態でいる香織さんを見て、イヤミちゃんはどんな様子ですか。 |
香織 | いやもう、ずっと睨みつけてる感じ。 |
山根 | 睨みつけてる感じ。イヤミちゃんになんか言いたいことあります。 |
香織 | わかってるよって感じ。 |
山根 | わかってるよっていうと、イヤミちゃんはどんな反応しますか。 |
香織 | わかってない。やってないからわかってない。わかってるんだったらやるでしょって。やらない、やれてない。またでしょっていう感じ。 私の意見は聞こうとしてない感じです。 |
山根 | っていうイヤミちゃんに対してなんか言いたいことあります。 |
香織 | わかってるよ、あなたが言いたいことはっていう感じ。 |
山根 | そうすると、イヤミちゃんはなんて言うんですか。 |
香織 | だったら言われる前にやればいいじゃないっていう感じ。 |
山根 | じゃあ、それに対して香織さんはなんて言いたいですか。 |
香織 | それができないから、今、こう、こんな状況になってるんだよ。わかってるんだ。それができたら、こんな気持ちにならない。それができたら、あなたにもそんな言われなくて済むよねって。 |
山根 | それができたら、あなたにそんなに言われなくて済むのよねって、言うと、イヤミちゃんはどんな反応するんですか。 |
香織 | わかってるならやればって言ってる。 |
山根 | うん。 |
香織 | なんか、すごい圧がある。なんか私が見れないのにまっすぐ見てくる。 |
山根 | 今、香織さんはどんな感じ。 |
香織 | なんか、うーん、、、落ち込んでる。 |
山根 | 落ち込んでるんですね。 |
山根 | じゃあ、そんな香織さんを見て、イヤミちゃんはどんな反応するんですか。 |
香織 | うーん、優しくないな。優しくない。優しくはなってくれないな。 なんか、私が落ち込んでるから優しい顔してるかなと思ったけど、優しくない。 |
山根 | そんなイヤミちゃんを見て、言いたいことありますか。 |
香織 | 言いたいことはない。なんか何を言っても、そう来そうだし。わかってもらえなそう。 |
香織さん逃げ出す?!
山根 | なんか、今、本当は言いたいんだけど、言えないと思ってるような感じがするんですけど。香織さん。本当に言いたいことはなんだったんでしょう、今。 |
香織 | 私だけがどうしてやらなきゃなんないの、って思ってるような気がする。私だけ。これ全部私の仕事って思ってる気がする。あー、 |
山根 | なんかね、今、本当はわかってほしいと思ってた。 |
香織 | なんかちょっと気づいたかもしれない。 なんか、多分仕事してて、なんか私がやりたいと思ってることをやるのに、全部私なんかこう、上乗せ上乗せ上乗せしてきてたような気がして。 例えば、その同じように、夫と同じように仕事をしてて、 家事の分担だったり、分担っていうか、もう基本私だけど、犬の散歩とか、子供の予定管理とか。 なんとなんとなくというか、私が、お母さんがやるものというか、片付けとかもご飯できたよって言って、家族が来るみたいな。 終わったら、みんなしゃーって行って、わたしが片付けるみたいな。 なんかそういうことが、なんかすごく辛くなってきて。 そして、私は自分のやりたいことはこういうのが全部終わってからじゃないとできなくて。 |
山根 | なんか今思考が急に動き出したんですけど、 思考が動き出してて、こころが止まった感じ。 |
香織 | 思考が動き出して、こころが止まった。どういうこと? |
山根 | えっとー、なんかイヤミちゃん、すごくあの強そうだったんで、なんかひょっとしたらもう1歩近づくのに、すごい抵抗感があったのかもしれないなっていう気はしたんですけど。 |
香織 | うん、うん。 |
山根 | なんかちょっと逃げ出した感じ。 |
香織 | うん、、、そんな感じ。 なんかこう言われるのわかってるから、もう言わないみたいな感じになってる自分が。 怒られる、怒られるって、こう言われるのが。もう聞きたくないと思ってるから、もうその対面したくないって思ってる。 なんか、正面から見れないから、体横向きな感じがしたんですよね。 |
山根 | 文句言ってるのは誰でしたっけ。 |
香織 | イヤミちゃん、、、 私が言ってんだ。 でも、完璧にこなす必要もないとは思っているけど、なんかちょっと今わかったような気がした。 多分ね、イヤミちゃんね。多分旦那さんなんですよ。 |
山根 | あー、そのイメージはあっても、不思議じゃないと思います。 |
香織 | あー、なんか、今ちょっとふと言われたくないって思って。ぱってこう。顔が浮かんぱって見た時に、なんか、旦那さんの顔というか。 割となんか先にこうしなさい。ああしなさいっていうタイプうんなんですよね、基本。 |
山根 | えっと、それはあの香織さんが、イヤミちゃんを旦那さんに重ね合わせてるって感じ。 |
香織 | そんな感じ。 |
もう一度、イヤミちゃんに向き合う
山根 | うん。で、元々、イヤミちゃんは香織さんの中にいるんですよ。 |
香織 | あ、そうか。そういるの。いるんですよ。 |
山根 | うん、そう。だから、そのイヤミちゃんと向き合いたくないっていう香織さんがいるんですね。 |
香織 | うんうん、 |
山根 | 今、イヤミちゃんいます? |
香織 | 今、一瞬見失ったような気もしたけど、 |
山根 | 見失ったような気がする。なんか向き合いたくないみたい。 |
香織 | 向き合いたくないんだ。 |
山根 | でも、根深い感じなんだけど。 向き合ってもいいし、向き合わなくって、やめてもいいし、って感じだと、どっち、どうしたいっすか。 |
香織 | 向き合いたい。 |
山根 | 向き合いたい。 |
香織 | うん。 |
山根 | 向き合わなくてやめたらもうずっといますからね。 |
香織 | そう、そう。なんかこう出してしまったら。 出してしまったというか、イヤミちゃんを目の前に出したら。 別に、今出してるから、今私の中にはすごい、楽で。 そこにいるんだけど。なん、なんていうのかな。矛盾してるけど、矛盾してるけど、そんな、ちゃんとしなよっていう自分もいるんだと思ったら、ちょっと安心したというか。 なんかすごくずぼらな性格だったり、なんかぐーたらするような性格だったりする、私の中にも。そんな、イヤミちゃんのような、ちゃんとしなよって。後回しにしなくて、しなよっていう自分がいるっていうことに。なんか矛盾するけど、ちょっと安心したような自分もいる。 |
山根 | うん、うん、 |
香織 | そんなぐーたらな人だけじゃなかったなっていうか、なんか変だけど。 |
山根 | そうなんですよ。 |
香織 | そうなのか。 |
山根 | イヤミちゃん、いまイヤミちゃん今いますか。 |
香織 | 今イヤミちゃんは、いるけど、顔が怖くない。 |
山根 | 怖くない。うん、どんな顔してます。 |
香織 | なんか全然怖くない、なんか微笑んでる感じ。 |
山根 | 微笑んでる感じ。 |
香織 | うん、なんで? |
イヤミちゃんを受け入れる
山根 | うん、いいですよ。 今ね、イヤミちゃんが、香織さんを守ってくれてたっていうことに気づいた感じなんですよね。 |
香織 | うん、全然怒ってないっていうか、微笑んでる。 あと、なんかそう。 私にもそんな部分があったことに対して、安心したっていうことは、そういう、怖かったけど、その人がいることによって、自分。ちゃんとしようって思う自分もいたってことなんだと思って。今そんな気持ちになってる。あれ? |
山根 | じゃあ、イヤミちゃんに今なんか言いたいことありますか。 |
香織 | やれない時あるかもしれないけど、なんか、できることからやってみよっかなって思います。って、なんかそのぐらいの感じ。 |
山根 | うん、うん、そうするとイヤミちゃんはどんな反応しますか。 |
香織 | うん、うんって感じ。何が起こった?!って感じ。 |
山根 | じゃあ、イヤミちゃんに、えーと、じゃあ、イヤミちゃんにそうですね、ずっと見てくれていてありがとうって言ってもよさそうですか。 |
香織 | うん、めっちゃそんな感じです。 |
山根 | 言ってみるとどんな感じになりますか。 |
香織 | 気づいた?っていう感じ。 |
山根 | うん、うん、うん、 それを聞いてどんな感じがしますか。 |
香織 | やっと気づいたっていう感じかな。気づかなくてごめん。 |
山根 | イヤミちゃんはどんな反応しますか。 |
香織 | うん、うんって言ってる。うん、うんって。 |
山根 | じゃあ、イヤミちゃんを受け入れたい感じしますか。それとも、どっか行ってほしい感じですか。 |
香織 | いや、あの、受け入れときます。 |
山根 | 受け入れたいですか。じゃあ、イヤミちゃんに、ずっといてくれてありがとう、これからもお願いしますって言って、イヤミちゃんを引き寄せてもいい感じですか。 |
香織 | ですね。あ、ていうか、逆にいてもらわないと困るような気がする。うん、うん、うん。 |
山根 | じゃあ、イヤミちゃんにそれを伝えて。で、ずっとそばによって、引き寄せて、抱きしめてあげても大丈夫そうですか。 |
香織 | はいはい、大丈夫そう。 |
山根 | じゃあ抱き締めてあげて、そっと、香織さんのペースでいいので、香織さんの胸の中に迎え入れてあげてください。 |
香織 | うん。はい。 |
消えた自己嫌悪
山根 | どんな感じですか。 |
香織 | なんか。あ、なんかこう、おかえりって感じですかね。 びっくり。そういうことだったのか。不思議。 なんか、なんか、ちょっとこう、穏やかーな気持ちになってますね。今。 へー、すごっ! |
山根 | 今、自己嫌悪どれくらいになった感じですか。 |
香織 | なんか、そんなん、なんで、思ったかなっていう感じ。 |
山根 | うん、もう過去のものになっちゃった。 |
香織 | 自己嫌悪って、結局自分で自分を責めてるんだと思って。だけど、責めるとかいうふうに思わずに、自分が楽な、その時に思った選択をすればいいと思って。 そして、その選択をしたんだったら、自分を責める必要もないなって思った。 今きつくて、今できないんだったら、今じゃなくてもいい。後でしようっていう選択も、自分で決めたんだったら、別に責められる必要もないですね。 ははっ!ですです! すごっ! 過去のものになってる! そうか、それで、何でもかんでも、なんか進まなくなっちゃってたんだ。ブレーキかかってて。 |
山根 | そこに費やしてたエネルギー、かなりあったと思います。 |
香織 | そう、やりたいのに、なんでやれないんだ、なんでやれないんだっていう日々が、毎日毎日そう思ってて。 で、原因がわかんないから、体調が悪いのかなとか、更年期だからって、こうなんか片付け。そうなのかな。病院とかいう、なんかそっちに思う自分もいたりして、そうすると、またなんかちょっと違う。 なんかこう。なんかそうぐるぐるぐるぐる回ってた感じですね。 ありがとうございました。 すごーい! ヤマネさんすごーい! これは技ですね。ヤマネさんしかできないの。 |
山根 | あのー、ま、よくやるんですよ。 |
香織 | そうなんですねえ。 |
山根 | あ、最近あの最新の名前は、インナー・セルフ・ダイアログっていう名前にしています。 |
香織 | へー、いやもうまさにそうですね。うん、イヤミちゃん。 もうそんな名前にしてほんとごめんねって感じですね。 |
山根 | まあ、でもね、いや、結構早かったっすね、 |
香織 | そうですよね。へー。すごーい。いやー、ほんと、なんか面白いというか、不思議な感覚ですけど。すごい楽になりました。 |
山根 | これ1人でやると何年もかかるんですよね。 |
香織 | えー、私、何年もこれ抜け出せなかった可能性がある。今日言ってよかった。 |
山根 | だから、あのいいテーマですね、っていう話をしたんですけど。 |
香織 | そうか。いや、本当。本当いいテーマって思ったけど、いいテーマ。 良かった。 なんか、あの、軽くなったけど、安定してる感じがします。 うん。なんかふわふわとかじゃなくて、なんかこう、落ち着いたっていうか、収まった感じ。落ち着いた感じします。 |
山根 | どっしりしてるんだけど、余計なものを背負ってない軽さ。 |
香織 | うん、うん、そう、そんな感じがしますね。 収まってくれた感じです。ちゃんと。 でも、なんかそういう自分もいるっていうことは認識できたから、それは私にとっては良かったこと。 |
山根 | 責めるんじゃなくって、一緒にいいところを目指すって感じに変わったんだろうなって感じ。 |
旦那さんのせいにしなくてよかった!
香織 | 私、途中で旦那さんのせいだとか、旦那さんのせいにしようとしてて。 でも、ヤマネさんがちゃんと戻してくれたから、本当よかったと思って。 それもすごい思ったんですよね。 |
山根 | うん、ま、だからもう、逃げたくて仕方なかったんですよね。 |
香織 | なんなんでしょうね。 |
山根 | だから、思考が走り出したら色々ああだこうだってこう、やり出すんですけど、これは1人でやってると、もうそっち行っちゃう。 |
香織 | そうなっちゃうんだ。いや、本当よかった、本当よかった、旦那さんのせいにしなくてよかった。私の中のものだった。 |
山根 | うん。 |
香織 | それがすごく良かった、安心した。 |
山根 | でも、あの、普段はそういうことみんなやるんですよ、旦那さんのせいにして、旦那さんがそうだからって、やるんですよ。 |
香織 | だから、結局はずっと人のことだから解決できないんですよね。 |
山根 | そうそう、人に張り付けちゃうと解決できないんですけど。元々全部自分の中にあるものなので。 |
香織 | ねー、いや。これインナーセルフはすごい、これは。 素敵なことが起こったけど。楽になってよかった。 素晴らしいです。 ヤマネさんこれ。救われますいろんな人が。 特に、そのそれこそ中間管理職。私みたいにそういう役割を持って、家庭もあって、お母さんもしてって、 本当に社会的な顔と家の中の顔と、あと、自分自身の本当のところとで、なんかこうバランスが取れずにいる人だらけなんじゃないかだと思う。 |
山根 | そうだと思いますなかなかね、大変なんですよね。皆さん、そのポジションに入ると。 |
香織 | うん、うん、うん。 |
山根 | 多分、同じような人っていっぱいいますので。 |
香織 | いるいる。だって、この話をしたら、わかるーって言うんですよ。 でも、解決はもちろんしないから。みんなそうなんだと思って。 でもみんなそうだからいいわけじゃないです。 ないんですよ、私は。あなたもそうだから、私もそうでいいのかって。良くなくて。 だから、今日話してみたんですよね。 こんな形で収まるとも思ってなかったけど。でも、わかるっていう人たちだらけなんで。やっぱ働いてる女性って。 |
山根 | うん、そうそうそう、うん。 |
香織 | いや、本当に。本当に。 だから、だけど、あの、本当に、自分がそう選択したんだって、なんかそれに尽きるというか。 だから、責めなくていいし、責められる必要もないし。ですね。 はい、収まりましたすごくスッキリと、穏やかに。 はい、収まりました。 嬉しい! 3月いっぱいとかじゃなくて、解決!すごい! 今月いっぱいになんとか解決させたいと思ってたけど、そういうことじゃなかった。 うん、こころってすごいですね。面白い! |
注記:このサイトに記載しているお話は、すべて事例としてお話してよいとご了承を得たものを元にしています。